防衛庁接待
宮崎氏による防衛庁幹部の派手な接待がにぎやかに報じられている。
接待に関して私の経験から言えば、頻繁にそれも高額の接待をする人のなかには、自分も接待にかこつけて社費で楽しもうとする人がいる。もちろん自腹を切って接待する人も多いのだが、接待を口実にしている人も少なくないし、口実にしていることすら意識していないような人までいる。ワンマン経営者や実力者幹部にはよくある会社の私物化だ。
もっとも守谷氏は、家族全員が接待されるのは当然と考えていたようだし、その事実を利用して、大物OBの影響力排除をねらってどこかが動いた臭いもする。単純に不祥事が露見したと事例と考えることはできない。
特に宮崎氏の派手な接待は、自分が独立した後に山田洋行から商権を横取りするための人脈作りと考えられる節がある。従って、山田洋行と宮崎氏との商権をめぐる暗闘が表沙汰になったという面があるのだ。おそらく、商政官にまたがる宮崎人脈の排除が目的だというのが真相だろう。
これによって誰が利益を得るのか。あるいは誰が影響力を強めるのか。その人物、あるいは勢力が背後で動いているのだろう。
« 世論の大勢は自民・民主両党の政策協議 | Main | 世にごまかしの種は尽きまじ »
Comments