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November 26, 2007

安全すぎるのも危険

最近は我々の世代がけがをしなかった状況で、若者や子供がけがをすることが多いようだ。

たとえば、折りたたみパイプ椅子をたたむときに、パイプに指を挟まれてけがをすることが多いらしい。そこで指を挟まないように改良を要望するのだという。しかし、我々にとっては、パイプをつかんで椅子をたたもうとすれば指を挟む危険があるのは当然で、指を挟まれないように背もたれと座面をつかんでたたむのが常識だった。そして、そのことは誰に言われるのでもなく、自然に理解していたのだ。

我々にとっては、何をするにしろ何らかの危険があるのが当然で、その危険を避けるための工夫をしていた。しかし今は何をするにしても、危険があってはならないのが当然のようだ。そのため多くの人が自分の行動に伴う危険に気づかなくなり、結果として重大事故を多発させているような気がする。

歩道を我が物顔で走る自転車も、危険を予測しようとしていないように見える。子供や老人にぶつかれば重大な事故になりうるし、逆に大柄な男性にハンドルを引っかけたりすれば本人が重大なけがをする可能性もある。そのようなことは全く念頭にないように見えるのだ。これも安全であることになれすぎた結果だと思う。

安全装置やシステムに頼ってばかりいると、安全すぎるのも危険なのだ。

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