新弟子傷害致死事件(2)
腰が引けていた相撲協会も、文部科学省に譴責されて動かざるを得なくなったようだ。朝青龍事件は相撲界の慣習に反したかどうかという問題だが、今回は人一人が死んでおり事件の重大性は比較にならない。
朝青龍には事情聴取もせずに謹慎を命じたにも関わらず、人死にを出した時津風親方には何の沙汰もないでは世の中は通らない。直ちに謹慎を命ずるぐらいのことはすべきだ。そして捜査と調査が完了し次第、最終的な処分を行えばよい。
朝青龍に対する処分と釣合がとれる処分を行わなければ、相撲協会はまた外国人差別のそしりを受けるだろう。そして、かろうじて現在の相撲を支えてくれている外国人の入門も途絶え、大相撲は衰退の一途をたどることになるだろう。
伝統と格式を守る以前に、大相撲の存続そのものが危うくなっていることを、関係者は肝に銘じるべきだ。
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