選挙の争点は何だったのか?
今回の選挙の大勢が判明した。自民党大敗の原因は何だったのだろうか?年金問題に対する対応のまずさを指摘する向きが多いが、私は生活に対する不安ではなかったかと思う。
年金問題ももちろんその中に含まれるが、その他に地方の切り捨て、中小企業や個人事業主の切り捨て、増税、食料品や日用品の値上がり、福祉の切り捨てなど、いずれも今後の生活に不安を抱かせるものだ。安倍氏はこれらに真剣に取り組む姿勢を見せず、憲法改定にのみ執着してきた。それに対する不満が年金問題をきっかけにして一気に表面化したのではなかろうか。
自民党が失地を回復するには、このような庶民の不安を解消する政策をとる必要があるだろう。
一方、民社党について言えば、必ずしも民社党の政策が支持されたわけではない。むしろ自民党が自ら負けるべく努力した結果と受け止めるべきだ。庶民の生活に対する不安感を解消する努力を怠れば、次の総選挙での勝利はおぼつかないと考えるべきだ。
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