タミフル
タミフルを服用したインフルエンザ患者の異常行動が問題になっている。
しかし、10代へのタミフルの投与を原則中止にしてからも、インフルエンザ患者の異常行動が多発しているようだ。こちらはインフルエンザの高熱によるものとしか考えられないわけだが。
つまり、患者の周囲の人たちは、タミフルを服用していないからと安心できないわけだ。こうなると、タミフルを服用した患者の異常行動がタミフルの副作用かどうかも怪しくなってくる。結局のところ、大多数のインフルエンザ患者にタミフルが投与されていた為に、高熱そのものによる異常行動が見えなくなっていたのかもしれない。
異常行動とは別に、これよりも重要と思われるニュースが流れていた。
それは、タミフル耐性のインフルエンザが現れていると言うことだ。耐性のあるウイルスが増加すると、恐れられている新型インフルエンザがすぐにタミフルに対する耐性を獲得して、流行を食い止められなくなる危険性がある。こちらの方がタミフルの濫用を慎む大きな理由といえるかもしれない。
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