携帯電話販売の欺瞞
現在使用中の携帯電話は4年以上前の物でかさばって重い。もっと薄くて軽い物はないかと販売店を覗いてみて首をかしげてしまった。
店頭に並んでいる商品には、どれにも大きな「0円」の文字が踊っている。しかしよく見ると、小さな字で目立たぬように「頭金」と書いてある。つまり分割払いの頭金が不要というわけだ。
実際の支払額はと見ると、さらに小さく薄い色の文字で「総額**,***円、~割引と相殺して月々***円」などと書いてあり、実際の総支払額は相当なものになる。また分割払いの期間も長いし、月々の割引が相殺される分通話料などが高くなる。さらに、途中で機種変更やキャリヤ変更などを行おうとすると、その時点で残金の一括払いを求められるのだろう。
あまり高いので一括払いでいくらになるかを尋ねると、使用年数や持っているポイントで差があるが、分割払いの場合の1/5から1/2になるようだ。また、一括払いの場合は月々の割引は当然そのまま行われるので、分割払いとの支払総額の差はさらに大きなものになる。どう考えても一括払いの方が有利である。ただし、一括払いの価格を店頭に表示していない店が多い。
キャリヤとしては分割払いの方が総収入が多いので、一括払い価格を隠して頭金「0円」で分割払いに誘導しようとしているのだろうが、これはほとんど欺瞞行為と言っても良いだろう。
ちなみにこの例はソフトバンクであるが、各社を扱っている販売店で見る限りでは他社も似たり寄ったりである。
蛇足であるが、我が家の周辺では政令指定都市の市街地であるにもかかわらず、DoCoMoの接続が非常に悪い。近隣には、わざわざ屋外のつながりやすい場所に出て通話している人がいる程である。この状況は一向に改善される気配がない。
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