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August 16, 2004

プロ野球再編(9)ナベツネ氏辞任(続)

ナベツネ氏辞任について、マスコミ上はいろいろな推測が飛び交っています。 私と同じ社内クーデター説から、本人が嫌気がさしてやめたのだと言う説まで様々です。 マスコミによる攻撃を避けるため、表に立たずに院政を敷くのだという説もありますがどうでしょうか。

福田前官房長官が厚生年金の払い忘れを口実に小泉内閣から逃げた例もあるので、マスコミの攻撃を避けるためにスカウトの不祥事を口実にしたと言うことはあり得るかもしれません。 これまでのナベツネ氏の言動からは、「オーナー激怒! 球団社長を解任」で済ますと思うので不自然な感じがあることは確かです。 それに、これまでも選手本人周辺で大きな金が動くのは周知の事実ですし、選手の家族が金を受け取っていると言うこともよく言われていますので、今回も軽い気持ちで金のやりとりがされたのでしょうが・・・。 1リーグ化推進派のチームからの内部告発がまだあるかもしれません。

それにしても「オーナーが辞任」というのは日本のプロ野球の特異性がよく出ています。 メジャーリーグでは「オーナー」とは「球団の所有者」ですので、「オーナーを辞任」することはできません。 「オーナー」をやめることはすなわち球団を手放す事を意味しているからです。 シアトル・マリナーズのように、シンジケートが球団を所有している場合にはシンジケートの代表者が辞任することがあり得ますが、それは「オーナーを辞任」とは意味が違います。 今回の事件は「オーナー」と称する人たちが実は「オーナー」ではないと言うことをいみじくも示してくれました。 それはまた、日本の経営者たちの公私混同ぶりを示すものでもありましょう。

それにしても不買運動その他、ナベツネ氏に対する風当たりが相当にきつくなっている様です。 ほとぼりが冷めるのを待って、ナベツネ氏が今決算期限りで主筆も退かされることは十分にあると思います。 いかなナベツネ氏でも過半数の株をお持ちではないでしょうから。

2004/08/16 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

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