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August 2004

August 29, 2004

オリンピックでの野球の成績について

アテネオリンピックもそろそろ終わりです。 メダル獲得数が新記録だそうで結構なことです。

しかし野球の成績は正直言ってがっかりしました。 金メダルが取れなかった事よりも、決勝トーナメントでの負け方が悪かったからです。 予選リーグでオーストラリアに負けた試合を見て、よくぞまあここまで日本を研究したものだなと思いました。 それぐらいバッターに対する攻め方が鮮やかだったからです。 見事に料理されたので、決勝トーナメントまでに研究し返すぐらいはするだろうと思っていたのに、決勝トーナメントでは全く対策を研究した形跡なしにまた負けてしまいました。 日本チームはオーストラリアをなめてかかっていたとしか思えません。 これに対して、オーストラリアは日本に勝って銀をとる事に徹していた様に思います。 はっきり言ってこれは監督代行、コーチ、スコアラーなどチームスタッフの失態といえると思います。 次回に期待することにしましょう。

2004/08/29 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

パソコンの耐用年数(耐用期間)

前稿「ペンネームについて」にコメントをつけて下さった「いんべひろし」さんがハードディスクの余命予測ソフトを紹介しておられます。 これを見てしばらく前の「日経クリック」にパソコンの耐用期間についての記事があったのを思い出しました。

これによると、パソコン大手メーカーはハードディスクの耐用期間を一日8時間程度の使用で約5年と考えているそうです。 私の経験でも稼働開始後5年を経過すると、ハードディスクが故障する率が急に高くなるように思います。 以前、勤め先の5年から7年ほど経過したパソコンのハードディスクが次々につぶれて、交換と再セットアップに追われた事がありました。

ハードディスクはヘッドとディスク表面の間隔が極めて狭いため、ほこりがあると挟まって表面に傷を付け、それがさらにほこりを発生させます。 このためいったん傷が付くと急速に傷が増え、ついには読み書きできなくなります。 元々、読み書きのエラーは10のマイナス10乗ぐらいの割合で発生しているのですが、これを補正するしくみを持っているため実用上問題のないエラー発生率(10のマイナス12乗程度以下)に抑えることができるのです。 しかしエラーが増えると補正しきれなくなり、ついには「DATA READ ERROR」が表示されてパソコンがダウンすることになります。 「いんべひろし」さんが紹介されている余命予測ソフトは、恐らく補正前のエラーの発生率を何らかの方法でハードディスク本体から取り出して測定しているものだと思います。

また、パソコンの内部ではいろいろな電気的ノイズが多く、これが原因で内部のデーターのやりとりでのエラーも発生します。 これも一応補正するしくみを持ってはいるのですが、構成部品が劣化してノイズが増えるとエラーも増えて補正しきれなくなり、いろいろな動作不良を引き起こします。 構成部品の耐用期間もこの様な観点から決められているはずです。 一般消費者用パソコンと、業務用端末として売られているパソコンの価格の違いは、この部品の耐用期間(正しくは一定期間内の故障発生率=信頼性)の違いからきていると言われます。

いずれにしても、ソフトウエアやパソコン本体を再起動すると直るような動作異常が増えると、そのパソコンの寿命が近くなっていると言うことだと思います。

2004/08/29 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

追加;BIOSのユーザー設定を保存する為のリチウム電池の寿命も約5年だそうです。長く使いたい場合は交換が必要になることもあります。

追加2;「耐用年数」というと税法上の「法定耐用年数」と紛らわしいので、表題に「耐用期間」を追加し、文中の語を「耐用期間」に変更しました。減価償却の基準となる「法定耐用年数」は、パソコンは現在4年とされているようです。

追加3(2009/06/15);ハードディスクの寿命に関するレポート(英文)を見つけたので、興味がある方はご覧ください。
URL;http://www.calce.umd.edu/whats_new/2003/1203.pdf

August 25, 2004

ペンネームについて

勝手気ままな発言のBlogを始めるに当たってペンネームを考えましたが、同姓同名の方が居られてご迷惑をおかけしないよう、実在しそうも無い名前にする事にしました。

そこで昔の著名人のお名前をもじって「馬納戸昇」というペンネームをひねり出したのですが、まさかとは思いながらも念のため検索してみると「馬納戸彰」氏がいらっしゃいました。 音読みすれば全く同じなので、恐らくこちらもペンネームでご本名ではないと思います。 昭和30年代に「九州文学」という同人誌で活動されていらっしゃったようなので、もうご存命ではないかもしれません。

寄稿者のリストを見ると火野葦平氏のほか伊馬春部、入江相政、さだまさし、佐藤春夫、清水昆、花柳章太郎、日夏耿之介、深沢七郎、宮城まりこ、椋鳩十などの方々(50音順敬称略)がおられ、地方の文学同人誌も相当なものであると認識を新たにしました。

また、UMANANDOで検索するとイタリア語のサイトが1つだけ見つかりました。 どうやら聖フランシスコに関係する戯曲についての文献を解説している様なのですが、イタリア語は読めないので詳細は分かりません。 手元の辞書にはUMANANDOと言う単語はありませんが、UMANOと言う単語があり「人間の」と言う説明になっていますので、UMANANDOは何か人間性に関係する言葉かと思います。

さらにUMANO=humanですので、humanという単語のつくりはhu-manではなくhum-anであることになります。 このことから、いちいち男女の違いにこだわる英語でも、manに対するwomanはあってもhumanに対するhuwomanがないわけも分かりました。

ほんの偶然ですが、調べてみるといろいろなことが出てくるものですね。

2004/08/25 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

秋の気配です

あんなに喧しかったクマゼミはすっかり姿を消し、日中はツクツクボウシばかり元気が良く、時折ミンミンゼミが疲れたように鳴いています。 代わりに夜になるとアオマツムシが賑やかになってきました。 夜風もすっかり涼しくなって夏休みの終わりが近いことを教えてくれています。 空の雲にも秋の雲が混じるようになってきました。 山ではススキの穂がかなり伸びたことでしょう。 しばらくご無沙汰している六甲山上を訪ねてみたいと思っています。

2004/08/25 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

高速道路上の歩行者事故

高速道路を歩いていたお年よりがはねられて亡くなったそうです。 高速道路に歩行者がいるというのは運転者にとっては想定外の事態ですが、私にも事故にはなりませんでしたが数年前に同じような経験があります。

それは次のような事でした。

1.名神高速道路東行きの京都東ICに近づいた時、進入路の加速車線を自転車で走っている人が見えました。 驚いてスピードを緩めると、進入路からパトロールカーが追いついてきて自転車を止めました。 脇を通過しながら見ると男性の高齢者でした。 料金所を通り抜けて入り込んだので係員が警察を呼んだのでしょうが驚きました。 そのまま本線に入り込むと、驚いた車が事故を起こしかねないところでした。

2.この日はまだ続きがありました。 やれやれよかったと思いながら大津PAを過ぎ、瀬田川に向かって下る左カーブを曲がると、なんと両手に買い物袋を下げた年配の女性が路側帯を歩いていたのです。 付近に故障などで止まっている車はいませんでしたのでどこからか入り込んだのだと思います。 幸い追い越し車線が空いていたので、そちらに移って至近距離を通過する事態は避ける事が出来ましたが、あまり驚いたので緊急通報を思いついたときにはもう栗東ICの近くまで行っていました。 かなり時間がたってしまっていたので結局通報はしませんでした。

その日はそれ以上は驚かされる経験はしませんでしたが、一日に立て続けに2件もこんな経験をするとはと首をひねりながら目的地まで走ったものです。

高速道路に限らず、運転中は何が起きるかわかりません、名神高速道路の天王山トンネルの中で、走行車線に蒲団が何枚も落ちていて逃げ場が無く事故寸前に追い込まれた事もあります。 皆さんも運転される時はお気をつけ下さい。

2004/08/25 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 19, 2004

無題

盆休みを境に、あれほど喧しかったクマゼミもすっかり数が少なくなり、朝鳴き始めるのも遅くなり7時頃から数匹が鳴くだけになりました。 代わりに日中はツクツクボウシがしきりに鳴いています。 蝉の交代がいつもの年に較べて1週間ほど早いように思います。
台風の数も多く、いつもの年なら9月中旬になる15号がもう来ています。 全般に今年は季節の推移が早いようです。 秋が来るのが早いかもしれません。

2004/08/19 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 18, 2004

このごろ思うこと

「強くなければ生きて行けない、優しくなければ生きて行く資格がない」とはレイモンド・チャンドラーが作品中(確か「プレイバック」)でフィリップ・マーロウに語らせている言葉です。

しかし、昨今の世相を見ているともう1行「夢がなければ強くなれない」と付け加えたいような気がします。 しきりに発生するやりきれない犯罪の多くは、加害者が自分の将来に夢を持てないが故の弱さに起因しているような気がするからです。 金を持ち社会的に力を持つものだけが「勝ち組」としてもてはやされ、金持ちではないが社会の一隅で地味な仕事を果たして社会を支えている人たちが、「負け組」として馬鹿にされる現在の世相が若者たちの夢を奪い、無惨な事件の背景となっているような気がします。

若者たちが夢を持てるようにするためにはどうすればよいかを考える事が多いこの頃です。

2004/08/18 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 16, 2004

プロ野球再編(9)ナベツネ氏辞任(続)

ナベツネ氏辞任について、マスコミ上はいろいろな推測が飛び交っています。 私と同じ社内クーデター説から、本人が嫌気がさしてやめたのだと言う説まで様々です。 マスコミによる攻撃を避けるため、表に立たずに院政を敷くのだという説もありますがどうでしょうか。

福田前官房長官が厚生年金の払い忘れを口実に小泉内閣から逃げた例もあるので、マスコミの攻撃を避けるためにスカウトの不祥事を口実にしたと言うことはあり得るかもしれません。 これまでのナベツネ氏の言動からは、「オーナー激怒! 球団社長を解任」で済ますと思うので不自然な感じがあることは確かです。 それに、これまでも選手本人周辺で大きな金が動くのは周知の事実ですし、選手の家族が金を受け取っていると言うこともよく言われていますので、今回も軽い気持ちで金のやりとりがされたのでしょうが・・・。 1リーグ化推進派のチームからの内部告発がまだあるかもしれません。

それにしても「オーナーが辞任」というのは日本のプロ野球の特異性がよく出ています。 メジャーリーグでは「オーナー」とは「球団の所有者」ですので、「オーナーを辞任」することはできません。 「オーナー」をやめることはすなわち球団を手放す事を意味しているからです。 シアトル・マリナーズのように、シンジケートが球団を所有している場合にはシンジケートの代表者が辞任することがあり得ますが、それは「オーナーを辞任」とは意味が違います。 今回の事件は「オーナー」と称する人たちが実は「オーナー」ではないと言うことをいみじくも示してくれました。 それはまた、日本の経営者たちの公私混同ぶりを示すものでもありましょう。

それにしても不買運動その他、ナベツネ氏に対する風当たりが相当にきつくなっている様です。 ほとぼりが冷めるのを待って、ナベツネ氏が今決算期限りで主筆も退かされることは十分にあると思います。 いかなナベツネ氏でも過半数の株をお持ちではないでしょうから。

2004/08/16 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 13, 2004

昔聞いたような・・・

イラク戦争も次第に泥沼化の様相を深めています。 連日「反米武装勢力・・人を殺した」との報道がありますが、これはベトナム戦争の頃の報道とそっくりです。 あのときも「ベトコン・・人を殺した」との報道が連日のようにされていました。

アメリカが敗北した後、ベトコンとして殺された人の中に大勢の一般市民(村民)が含まれていたことが明らかになりましたが、イラク戦争でも殺された武装勢力の中に多くの一般市民が含まれていると思います。 大勢を殺したと、戦果を誇ればそれだけ反感が高まる一方で、戦争を続けるためには国内向けに戦果を誇って見せなくてはならないという矛盾した状況にアメリカは追い込まれています。 

古来、戦争は最後にどう収めるかが一番難しいとされていますが、すでにアメリカはひきどきを失ってしまっています。 今、アメリカが撤退すれば対米協力者は国外に逃亡しなければならなくなり、その後にふたたび反米的政権が樹立されるでしょう。 これでは何のために戦争をしたのか分かりません。 そこでアメリカはイラクから撤退もできず、際限なく反米派を殺し続ける事を余儀なくされています。 これは、ベトナム戦争と全く同じ状況です。 ベトナム戦争と同じ結末になるのかもしれません。 そうなれば余波はサウジアラビアなどの対米協力派諸国にも及ぶでしょうし、イスラエルにも影響するでしょう。

状況が次第に危険度を高めているような気がします。

2004/08/13 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU) 

プロ野球(8)ナベツネ氏失脚

近鉄・オリックス合併合意書調印は少し遅れたものの行われたので、さて次の動きはと思っていたらこちらが動きましたか。

表向きにはスカウト活動における不正の責任をとってとなっていますが、学生相手に現金を渡したぐらいでナベツネ氏が責任をとるとは思えないので、実際は巨人内の反ナベツネ派によるクーデターだと思います。 恐らく読売グループ内の反ナベツネ派が、内部告発を口実にナベツネ派の球団トップを辞任に追い込み、ナベツネ氏にも詰め腹を切らせたのでしょう。

ダイエーグループもUFJから球団売却を迫られているようですし、ナベツネ氏を頼みとしていた他チームのオーナーたちの次の動きはどうなるでしょうか。 西武にまで余波が及ぶかもしれません。

2004/08/13 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

座席への座り方の男女差について

バスや電車のクロスシートやボックスシートでは、女性は通路側から座り、男性は窓側から座る事が多いようです。 特に40~60歳代の人にこの傾向が強く、20歳代以下の若い人では男性でも通路側から座ることが多くなります。
理由はいろいろ考えられますが、性別による行動パターンの違いがはっきりとみられて面白い現象です。

考えられる理由としては、

1.男性が窓側から座るのは、後から来る人が座りやすいようにするため。 または、後から来る人に奥へ詰めてほしいと言われるのがいやだから。

2.女性が通路側から座るのは、降りるときに通路側の人に通してほしいと頼まずに済むようにするため。 または、感じが悪い男性に通路側に座られるのがいやだから。

一方、親しい男性と一緒の女性は自分から窓側に座る事が多いように思います。 これは親しい男性に通路側をガードしてもらえるからかもしれません。

2004/08/13 馬納戸昇(UMANADO NOBORU)

August 10, 2004

ミニの車輪

新型の「mini」をよく見かけるようになってきました。 半世紀近く続いた「オースチン・ミニ」のフルモデルチェンジ版ですが、初代ミニの設計者であるアレック・イシゴニス氏が見たら一言いそうだなと思うことがあります。

それは車輪がずいぶん大きくなった事です。 車輪の大きさについては、ホンダのN360を見たイシゴニス氏が「何でこんな大きな車輪が必要なんだ?」と言ったという伝説があります。 軽自動車のN360の車輪が初代のミニよりも大きかったからです。 もちろん舗装が行き届いた英国の市街地走行を想定して可能な限りの室内空間を確保しようとしたミニと、そのころはまだ舗装が行き届かず路面が悪かった日本の道路状況を想定したN360とへの設計要求が異なっていた事が理由でしょう。 それにしても新型ミニの車輪はずいぶん大きくなりました。

初代の「フォルクスワーゲン」の車輪が大きいのは、アウトバーンでの高速走行を考慮した為だと思いますが、新型ミニも高速道路での乗り心地や走行安定性を考慮して車輪が大きくなったのでしょうか。
初代ミニはあの小さな車輪で、サーキットやラリーコース上を暴れまわった時代がありました。 新型ミニはどうでしょう?

PS:自動車関係で有名な言葉をもう一つ
「レーシングカーが煙草を吸うものか!」
50代以上の自動車好きなら、誰が何について言ったのかご存知ですよね。

そういえば「セブン」が製造元は変わったものの、まだキットで売られているようです。 神戸の街中でも時々走っているのを見かけますが、こちらの息の長さにも感服します。 イギリス人はしぶとい! 日本の真冬や真夏にオープンロードスターを乗り回す愛好家も相当にしぶといとはおもいますが。

また、今日の昼頃「コブラ」で四つ橋筋を走っている方もおられました。 この暑さの中渋滞する大阪市内中心部を、パワーアシストがないセミクラシックのオープンスポーツカーで走るのは、かなりの重労働ではないかと思いました。 

2004/08/10 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)


低床バスのデザインについて

低床バスに乗るたびに車内空間のデザインが無様な事にうんざりします。

低床バスは車椅子の方や足が不自由な方が乗り降りしやすいように床が低く設計されているわけですが、床が低いのは車内の前半だけでしかも前輪のホイルハウスが高々と車内に突き出しているため、車内空間の利用効率が極めて悪くなっています。 さらに運転席とホイルハウスの間の通路が狭くて前部乗降口への通行もしにくくなっているし、車内の後半部分は従来のバスと同じで一段高くなっているため後部との出入りは階段で行う事になります。

と言うわけで低床バスに乗るたびに車内の無様さにうんざりして、なぜもっと小さな車輪を使わないのかと疑問に思います。 低床トラックでは小さな車輪を使っている例をよく見かけますが、バスでは見たことがありません。 小さな車輪の多軸・多輪装式にすれば車内に大きなホイルハウスが突き出すこともなくなり、車内で利用できる空間が広がります。 駆動装置や燃料タンクがあるため、後半部が少し高くなる事は仕方がありませんが、エンジンを横型直列か水平対向にすれば床の高さを今よりは低く出来ると思います。 将来電動になり、ハブ内にモーターを組み込むようになればもっと設計しやすくなると思います。

小さな車輪を使う事で予想される問題は、多輪装によるコストアップと高速走行性でしょう。 コストアップは避ける事が出来ませんが、生産台数が増えればある程度は押さえる事が出来るでしょう。 また、市街地を走る路線バスに高速走行性が必要になるとは思えませんし、床が低くなる分車体の高さを低くすれば重心を下げて安定性を稼ぐ事も出来ます。 次世代の低床バスに期待したいと思います。

2004/08/10 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 08, 2004

BSE全頭検査廃止への動きについて

政府ではBSE全頭検査廃止へ向けて、いろいろの理屈を並べて懸命の努力を続けているようです。 当然これはアメリカ産牛肉を全頭検査せずに輸入できる様にするためですが、国民の安全よりもアメリカの大手畜産会社の利益を優先する政府の態度にはあきれます。 また、これに迎合するいわゆる「専門家」が大勢いらっしゃることにもあきれます。
「異常{病原性)プリオン」の検査精度が低いから全頭検査の意味がないと言う専門家もいらっしゃるようです。 それなればこそさらに検査対象を広げて慎重を期すべきだと思うのですが、なにか論理が逆になっている様な気がします。

ところで、BSEの原因は本当に「異常プリオン」なのでしょうか? 私には巨大な分子量を持つタンパク質である「プリオン」が、消化酵素で分解されずに立体構造を保ったまま消化器から吸収されると言うことが理解しにくいのです。 いわゆる「病原性プリオン」は原因ではなく、アルツハイマー病の「アミロイド」と同じく結果である可能性があるのではないかと言う気がします。

というのは、タンパク質は生体内でいろいろな機能を果たしていますが、特定の立体構造になったときだけ機能を発揮すると言われています。 「異常プリオン」と正常な「プリオン」も立体構造が違うだけである言われています。 しかし巨大な分子であるタンパク質は放置しておいてもなかなか必要な立体構造になりません。 そこで、タンパク質の分子に機能を発揮できる立体構造をとらせるためのもっと小さな分子があると言われています。 これが「シャペロン」と言われる分子です。 「シャペロン」というのは、元々は社交界にデビューする前の上流社会の少女に行儀作法を教える家庭教師のような女性のことで「付き添い女」とjか「しつけ係」とも訳されることがあり、タンパク質を正しい形に「しつけ」ると言う意味で名付けられたようです。

「シャペロン」にもいろいろなタイプがあるようですが、タンパク質よりも分子が小さいのでそのまま吸収される可能性はタンパク質よりは高いと思います。 それに、触媒のようなものですからごく微量で十分です。 生物体には元々いろいろな複製機能がありますが、必要量の「シャペロン」を複製する機能もあると思いますので、たまたま吸収されてしまった場合にそれが複製されて発症すると言うことはあり得ると思います。 また、「プリオン」自体常に生成と分解(消化)を繰り返して更新されていると思いますが、「異常プリオン」は正常な酵素では分解されにくいため蓄積してしまうと言うことも考えられます。

専門家の方から見ればばかげた意見でしょうが、こう考えれば「異常プリオン」以外に原因が見つからない事も説明ができますし、より高感度の「異常プリオン」検出検査が必要であるという主張も理解して頂けると思います。

2004/08/08 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

トンネル内炎上事故について

幼児3人を含めて5人が亡くなった痛ましい事故がありました。 亡くなった方々にはお悔やみを申し上げます。 ただ、パンク修理のためとはいえトンネル内に車を止めたことには疑問を感じます。 長いトンネルでは故障車のための待避所が400~500mごとにありますが、今回の車両は待避所ではなく走行車線に車を止めていたようです。 出口まで約200mの位置とのことですが、なぜトンネルを出てから修理しようとしなかったのか疑問に思います。

私もパンクの経験はありますが、一輪だけのパンクで走行不能になることはありません。 私がパンクしたのは山道でしたので、ジャッキアップできる平らな場所を求めてハンドルと格闘しながら(昔の事でパワーステアリングが付いていなかったのです)しばらく走りました。 パンクしたのが右前輪だったため左カーブでは極端な徐行が必要でしたが、とにかく低いギヤでゆっくり走ることは可能でした。

今回の事故車両も、とにかくトンネルから出て十分な広さの路側帯があるところに車を止めていれば、事故は予防できたと思います。 エンジンや駆動系の故障で動けなくなった場合は仕方がありませんが、動ける限りはトンネル内の走行車線に車を止めるべきではないと思います。

お子さんを亡くされた運転者の方は本当にお気の毒ですが、同種事故の再発を防げればと思いあえて書くことにしました。

2004/08/08 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 06, 2004

新型太陽電池

少し前になりますが、シャープが透明な太陽電池を開発し窓ガラス用として売り出すと言う事が報道されていました。 写真ではよく分かりませんでしたが、LED(発光ダイオード)も組み込まれていて、照明にも使えるとのことでした。 窓ガラスを照明に使うのは建物の外に逃げる光が多くて効率が悪いような気がしますが、建物の外壁のサインとしての利用が考えられるとのことでした。 太陽電池は面積あたりの発電量は小さいのですが、大きな建物の外壁を全てこれにすればかなりの発電量になるでしょう。 但し、値段は20~30万円/m2と高価で通常の外壁材の約2倍だそうです。
太陽電池と薄膜ELは基本的に同じ構造なので、今回の製品は太陽電池と薄膜ELを積層したものかと思いましたがどうもそうではないようです。 この記事を読んで私が考えたことは、遮光フイルムのようなシート場の太陽電池が作れないものかと言うことです。 最近よく話題になっている有機ELと有機太陽電池は構造が全く同じですし、P型層とN型層の間に色素増感層を作っておけば発電効率が上がるし、逆に電圧をかければ発光もすると思います。 シート状であればカッターで自由な形に切って窓ガラスに貼り付けられますし、内側に貼ればそこそこの耐久性が得られる可能性があります。 使用する材料は高分子半導体のほかに、無機半導体のナノ粒子を分散させてP型とN型を積層する方法もあると思います。 インターネットで調べた限りではこのタイプのシート状太陽電池を開発しているところは見つかりませんでしたが、作るとすれば写真フイルムメーカーが必要な加工技術を持っているので最も適しているでしょう。 写真フイルムを作るには粒子がそろった銀塩の微粒子を作る技術と、増感色素を使う技術、そして微粒子を含んだ薄膜を何層にもコーティングする技術が必要ですが、これらはシート状太陽電池を作るために必要な技術でもありますから。

2004/08/06 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 05, 2004

プロ野球再編(7) 流れが少し変わってきたような気がします

予想通り国会では参考人質疑の要求が出てきました。 各チームのオーナーたちの予想を超えて1リーグ化反対の圧力が高まってきているようです。 オリックスと近鉄の合併合意書の調印も遅れるようで、表面的には手続き上の問題との説明がされていますが、金融関係その他の経済界からも陰で反対圧力がかかり始めたのではないでしょうか? プロ野球リーグは国民共通の財産であって、オーナーたちだけの都合で勝手に変えることは許され無いと言う論調も多くなってきています。 どうも少し流れが変わってきたようで今後の予測がつかなくなってきました。

2004/08/05 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

アメリカのテロ警報について

テロ情報でアメリカは厳戒態勢だそうですが、情報が古いとか出所が怪しいなどの報道もあって、とりあえず警戒しておくに越した事は無いということのようです。 ただ、大統領選挙前という状況を見ると選挙対策で危機感をあおっていると言う感もあります。

私は、今回のイラク戦争が始まる前に米軍の戦死者が500名を超えると戦争反対論が高まり、1000人を超えるとアメリカのママたちの要求で撤退に追い込まれる可能性があると予測しましたが、最近は累計死者の報道がされなくなりました。 累計の戦死者数が増えると撤退論が高まる事を警戒して、報道を押さえているのかも知れません。

2004/08/05 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

August 04, 2004

プロ野球再編(6) 議員連盟結成

プロ野球の騒動もだんだん大きくなって来ていますね。 とうとう国会に1リーグ化反対の議員連盟ができたそうです。 この調子だとプロ野球オーナーを呼び出して参考人質疑にでもなりかねない雰囲気になってきました。 オーナーたちは粛々と(この言葉は最近は「他人の意見は無視して」の意味で使われるので嫌いです)合併・1リーグ化を進めるつもりだったようですがどうなるのでしょうか。 まさかナベツネさんも「国会議員ごときが生意気な」とはおっしゃらないでしょうが・・・。

2004/08/04 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

秋の気配です

先日来の暑さに較べると朝夕はめっきり涼しくなってきました。 もうヒグラシが鳴き、ツクツクボウシも鳴き始めました。 今朝は赤とんぼの群れも見ました。 どれも夏の終わりを告げるもので、普通は盆明けぐらいから目立ち始めるのですが、いつもの年に較べると10日ぐらい早いような気がします。 今夜は台風の接近で荒れてきました。 今年は秋が早いかもしれません。

2004/08/04 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

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