三菱自動車との経験
昨今何かと話題が多い三菱自動車ですが、私も三菱自動車の対応の悪さにうんざりして他社の車に乗り換えた経験があります。
経験その1. 三菱製の新車を買って直後の経験ですが、アクセルペダルを急に放すとエンジンが止まる癖に悩まされました。 ギアシフトのためアクセルを放すとエンジンが止まるのですが、エンジンが止まるとステアリングやブレーキのパワーアシストがなくなるため、山道の下りのコーナーで何度か飛び出しそうになりました。 幸い一度も事故には至らずに済みましたが。 余裕があるときは、クラッチを繋いでしばらく待てば押しがけの要領で再始動できるのですが、急カーブの手前では重くなったステアリングやブレーキと格闘するのが大変でした。 キャブレターの調整不良だろうとクレームをつけて修理を頼みましたが、一度では直らず数回やり直させてやっと直った様に記憶しています。
経験その2. 同じ車でのことですが、4万Km程でクラッチが滑り始めたのでディスクを交換しました。 その時はいやに減りが早いではないかと文句はつけたものの有償で交換してもらいました。 しかしそれから3ヶ月もたたないうちに、今度はクラッチが切れなくなりレッカー車でサービス工場まで牽引してもらう羽目になりました。 工場の説明では、クラッチのリターンスプリングが折れてどうのこうのと、クラッチが切れない理由としては意味がよく分からない説明をしたあげくに、クラッチプレートが摩滅しているので交換する必要があるということです。 さすがに腹が立ったので、あなたのところで3ヶ月ほど前にクラッチディスクを交換したばかりではないか、その時に何か作業ミスがあったのではないか? もっときちんと説明してほしいと問いつめると整備責任者に相談しに行きました。 その結果は、ただ「無償修理致します。」との答えがあっただけでした。 今でもクラッチディスク交換後の組み立て時に何か作業ミスが有ったのだろうと思っています。
経験その3。 これも同じ車で、車齢が10年を超えてからのことですが、エンジンを止めてしばらく置くと再始動できなくなるトラブルに見舞われました。 もちろんこれから外出しようと言う最初の始動もなかなかできません。 路上で動けなくなり、JAFにサービスを頼んで見てもらうと「分解してみないとよく分からないがキャブレターに問題があるようだ。」とのこと。 始動前にエアフィルターを外して、キャブレター内にライターオイル(ジッポの!)を注入してから始動するとエンジンが掛かるし一度掛かると順調に回るので、エンジンを止めて置く間にフロートチャンバー内のガソリンが無くなってしまうものと思われました。 というわけでサービス工場に行ってキャブレターの点検と修理を依頼すると、なんとキャブレターのことが分かる整備工がいないので修理できないと断られました。 私としてはあいた口がふさがらない思いでした。 その工場は兵庫三菱自動車販売の本社整備工場にもかかわらずです。 私としては、この会社は古い車の整備は断り、新車に買い替えさせる方針なのであろうと考えざるを得ませんでした。 当然、ここからは買わないぞとも決めました。
経験その4. というわけで次の車の物色を始め、当時福井と行ったり来たりしていたので荷物の運搬もある程度でき高速道路の走行も楽な車という条件に合う車を探し始めました。 トヨタ、日産、ホンダの2~2.5Lクラスのステーションワゴンタイプの車を試乗して比べてみました。 スバルは外しましたが、これは当時レガシイがあまりにも流行っていたためで、別に嫌ったわけではありません。 最後にはトヨタのクオリスに決めましたが、これは助手席オーナーの意向を無視できなかった為です。 この間、見にも行かないのは義理が悪かろうと一度だけ三菱ものぞきに行きましたが、入っていっても名札をつけた社員同士で立ち話をしているだけで「いらっしゃいませ」の挨拶もありませんでした。 つきまとわれるのも迷惑な場合もありますが、挨拶の1つもないのにはあきれかえってすぐ帰ってきました。
というわけで、私が三菱自動車に対して持っている印象は良くないのです。
2004/06/19 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)
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