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June 2004

June 22, 2004

巨人をプロ野球から追放しよう

プロ野球の再編への一番の早道は、プロ野球機構から巨人軍を除名指定しまう事だと思います。 他の球団が巨人人気に負ぶさり、巨人軍のほうもそれを知っているから他球団に迷惑をかけるような行為を平気でするのです。 このまま放置すれば最後には巨人と阪神だけしか残らないかもしれません、それではプロ野球が成り立ちません。 多数の個性的な球団かあって、変化にとんだカードが組めてこそプロ野球は面白いのですから。 一部の球団だけが利益をあげ、他の球団が営業赤字では結局全体が共倒れになってしまいます。

いっそのこと巨人軍には日本のプロ野球から退場願って、メジャーリーグ入りを目指してもらい、他の球団でリーグを組む方がプロ野球が全体として生き残る可能性が高いと思います。 SFジャイアンツを買収して読売巨人軍と合併し、メジャーリーグ入りするなどと言うのはいかがですか渡辺さん。 もちろんフランチャイズ球場が東京ドームでは試合が組めませんが、年に何度か東京で試合を組めば良いでしょう。 東京ドームにできる日程の空きは、Jリーグが国立競技場でそうしているように他チームが交替で使えばよいでしょう。

また、球団の経営陣に経営姿勢の問題があるにせよ、選手たちにも赤字企業の営業マンであるという認識が無いのは問題です。 プロ野球の顧客は一般のファンたちであり、プレーヤーこそ最前線の営業マンなのですから。

2004/06/22 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

MDの商品寿命は尽きかけているようです

MDの商品としての寿命が尽き始めているように思えます。 それはMP3プレーヤーに代表されるMDより小型で大容量の携帯用オーディオ装置が安価に出回り始めているからです。 MDプレーヤーは自分が録音した自分の演奏ですらコピーは自由にできませんが、MP3プレーヤーはパソコンを使って短時間で簡単にコピーしたり移動したりすることができます。 MDプレーヤーのように専用ソフトも要りません。 私もMP3プレーヤーを一つ使っていますが、ライター並みのサイズにもかかわらず音楽ファイルだけでなく文書ファイルの持ち運びもできるので重宝しています。 この使い勝手のよさは以前からあるICレコーダーにも無かったものです。 後で述べるアクセサリーが市販されるようになるとICレコーダーも恐らく駆逐されてしまうでしょう。

私が使っている機種はMP3ファイル化をパソコンで行う必要がありますが、最新機種はLINE IN端子を持ち、アナログデーターを取り込んで自分でMP3ファイル化することが可能なものが多くなってきました。 これまでの機種もマイクを内蔵しておりモノラル録音は可能ですがメモ録程度にしか使えませんでした。 しかしステレオ録音が可能になったことで新しい使い方が出てきました。

従来から、合唱、ブラスバンド、オーケストラなどのサークルや部活では指導者や指揮者の指示を後で確認して楽譜に書き込んだりするため、練習中の録音をとることがよく行われています。 昔はカセットテープがこの目的に用いられていましたが、カセットレコーダーがあまり売られていなくなった最近はMDが使われる事が増えてきました。 しかしMDは著作権コントロールシステムのため、自分が自由に使えるはずの録音でも短時間にデジタルコピーを作る事ができません。 練習に出席できなかったメンバーに配布して次回までに自習してもらうため複数のコピーを作らなければならない場合に、アナログルートでコピーを作るのは時間がかかって大変です。 カセットテープですら4倍速ぐらいでコピーができたのにMDではそれもできないのですから。 これに対し、MP3プレーヤーではコピーはパソコンで数秒から十数秒でできてしまいますし、不要な部分を取り除いたりつなぎ合わせたりするのもパソコンで簡単にできます。 必要な先生の指示の部分だけを取り出して数百KBにしてしまえばメールで送る事もできます。 こうなると大きくて使い勝手の悪いMDの存在価値がほとんど無くなってしまったと言えるでしょう。

これに加えて、最新機種ではFMもハイビットレートのステレオで録音できるようになっているのでさらに便利な使い方ができます。 マイクとFMトランスミッターを組み合わせると、いちいち先生の前まで出て行って録音ボタンを押す必要がなくなるのです。 トランスミッターのスイッチは入れっぱなしにして、手元のMP3プレーヤーの録音ボタンを押すだけで済むからです。 また、一本のマイクで大勢が同時にそれぞれに録音する事もできます。 現時点では小型で安価なFMトランスミッター付マイクや、マイクの出力をFMトランスミッター用に上げる小型アンプは、インターネットで見る限りでは市販されていないようですが、オーディオテクニカさん、いかがですか作ってみませんか? 音楽サークルの人がよく読む雑誌に広告を出せば多少(数百個ぐらい?)は売れると思いますが。

2004/06/22 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

イニシアルはM

最近よく聞いている歌手は、モイヤ・ブレナン,メイヴ,メアリー・ホプキン,ミレイユ・マチュー,高橋真梨子に中島みゆき。 なぜかイニシアルがMばかり。 ごく最近これにタリアが加わった。 イニシアルとともに少しだけレパートリーが広がったか。

かなり昔に「みんなの歌」で聞いて、いいなと思った「童神」が少しはやっているようだ。 五謝さんの唄がやはり一番味わいがある。 山本潤子のものも悪くない。 夏川りみは少しやりすぎ。 声が良いのだから、ほんの少し控えめにするとずっと良くなるだろう。


何の意味も無い独り言。

2004/06/22 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

電灯線LAN

一時期話題になった電灯線LANは今どうなっているのでしょうか?

 通信への影響を心配するHAMの方々の強硬な反対があったりするようですが、低コストで無線LANのようにやたらと電波を撒き散らしたりしないメリットがあるように思います。 各家庭への入口に当たる電力計の屋内側にローパスフィルターを付けておけば、架空線へ漏出して電波をまき散らすことはあまりないと考えるのですがどうでしょうか。 古い木造住宅は別として、屋内配線部分は今ではほとんど配線用金属管の中を通していると思うのでこの部分からの漏洩も少ないと思います。

セキュリティや他の電気機器との干渉の問題もあり、コンクリートの集合住宅では実質的には同じ部屋の中でしか使えない無線LANや、配線工事をしないと家中をLANケーブルが見苦しく這いまわったりする通常の有線LANよりも、新たに家屋内にLAN配線工事を行う必要もなくすっきりと家庭内LANを使えると思います。 外国では市販品があるので、実用化されている所もあるようです。 速度は14MBしか出ないようですが通常の用途では充分な性能でしょう。

無線LAN(54MB)もためしに使ってみてはいますが、自宅(マンション)では廊下の中ほどで通信速度が数MBに落ち、向こう側の部屋ではつながりませんでした。 アクセスポイントの位置を廊下の入口にすれば改善されるはずですが、そう都合よく置き場所があるわけではありません。 外部アンテナを付ければ改善される可能性はありますが、接続ケーブルが短すぎて使えるものは見当たりませんでした(ケーブルを勝手に延ばすのは違法行為になるそうです)。 結論としては、同じ室内でノートパソコンを移動させて使う分には無線LANも使いものになるといった印象でした。

電灯線LANの開発をiインターネットへの接続手段として推進していた各電力会社が、光ファイバーへ移行して推進役がいなくなったのでしょうが、既存建物内での簡易LAN構築用としてはまだまだ価値があるものだとおもいます。

また、集合住宅での光ファイバーインターネットは建物内は電話線を利用するため、共聴用配線を利用するCATVの光ファイバーを別にすると接続会社が一社に決まってしまう問題があります。 技術上は複数社が共存することは可能なはずですが管理上の責任が持てないことを口実に一者独占を各社とも要求しています。 電力線によるインターネット接続ができれば、住民としては少なくとも3社から選択できることになるのですが。

2004/06/22 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 21, 2004

旗を高く揚げよう

私の街、神戸のプロスポーツはどうも元気がない。 かつて仰木監督の下、今はメジャーや他球団に去った主力選手が結集してブルーウエーブが好成績をあげていた時期もあったが、今は選手の年俸が上がるとすぐにトレードに出してしまうためチームとしての成績が上がらない。 今の経営者の方針では、近鉄と合併すれば年俸が高額の選手は数年の内に皆整理されてしまうだろう。 どうも球団の採算にばかり目が行ってファンをどう喜ばせ、客をどう集めるのかという視点からの経営ではないような気がする。

一方ヴィッセルも毎年J2落ちの心配をさせられるのはたまらない。 こちらもチームの経営方針に選手の闘志をかき立てるものが感じられないのは、ブルーウエーブと同じである。

どちらのチームにも共通しているのは、地元での存在感の薄さである。 震災の年にブルーウエーブが闘志あふれるプレーで優勝したときに各選手に感じた気迫が、今のどちらチームにも感じられない。 このため地元住人にとってもスタジアムに応援に行こうという気になりにくくなっている。 チームが悪いのか、無関心な住民が悪いのか。 どちらにしても、地元での存在感の薄さはひどすぎる。

そこで、市民を中心に有志企業も加えて支援のためのシンジケートを作れないかと思っている。 市にも協力してもらい、住民がチームの存在を身近に感じるための活動を行っていく。 会員には会費を払ってもらい、チームには会員への特典を用意してもらう。 市には両者の交流の場を多数提供してもらう。 そして、新神戸、三宮などの主要駅前には市と両チームの旗を高く揚げよう。 もし、神綱ラグビーチームにチーム独自の旗があればこれを加えるのもいい。 無ければ作ろう。

最後に両チームの経営陣に言いたい事がある。 それは、もっと地元に目を向けてほしいと言うことだ。 経営陣が地元に目を向けなければファンは去ってゆく、また地元の声援がなければチームは盛り上がらない。

2004/06/21 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 20, 2004

お寺の山号の意味は?

またまた突然どうでもいいようなことが気になり始めました。 帰り道のバスの窓からぼんやりと外を眺めていると、お寺の山門が目に入りました。 住宅街にあるこぢんまりしたお寺ですが、旭曜山海蔵禅寺と書いてあります。 このお寺が建てられた頃は摩耶山の裾の小さな村だったであろうとは思いますが、山という様な地形ではありません。 というわけで、山でもないのに某山某寺と山号がついたお寺が多いのはなぜかが気に始めました。

もちろん、比叡山延暦寺や高野山金剛峰寺、そして我が家の近くでは摩耶山天上寺のようにまさにその名前の山にあるお寺もたくさんあるわけですが・・・。 修行僧が俗界から離れるため、修行場となるお寺が山の中に立てられた事とも関係があるのだろうとは思いますが。 もしかして山号はお寺の格式とでも関係があるのでしょうか?

それにしても「旭曜山」とはいい響きだと思います。 恐らく「朝日の山」、または「朝日の当たる山」とでも言うような意味なのでしょう。 相撲のしこ名にも良さそうです。 少し変えて「旭耀山」、つまり朝日のごとく輝く山というのはどうでしょうか。 神戸出身でまだしこ名がない力士がいらっしゃったらいかがですか?

2004/06/20 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 19, 2004

三菱自動車との経験

昨今何かと話題が多い三菱自動車ですが、私も三菱自動車の対応の悪さにうんざりして他社の車に乗り換えた経験があります。

経験その1. 三菱製の新車を買って直後の経験ですが、アクセルペダルを急に放すとエンジンが止まる癖に悩まされました。 ギアシフトのためアクセルを放すとエンジンが止まるのですが、エンジンが止まるとステアリングやブレーキのパワーアシストがなくなるため、山道の下りのコーナーで何度か飛び出しそうになりました。 幸い一度も事故には至らずに済みましたが。 余裕があるときは、クラッチを繋いでしばらく待てば押しがけの要領で再始動できるのですが、急カーブの手前では重くなったステアリングやブレーキと格闘するのが大変でした。 キャブレターの調整不良だろうとクレームをつけて修理を頼みましたが、一度では直らず数回やり直させてやっと直った様に記憶しています。

経験その2. 同じ車でのことですが、4万Km程でクラッチが滑り始めたのでディスクを交換しました。 その時はいやに減りが早いではないかと文句はつけたものの有償で交換してもらいました。 しかしそれから3ヶ月もたたないうちに、今度はクラッチが切れなくなりレッカー車でサービス工場まで牽引してもらう羽目になりました。 工場の説明では、クラッチのリターンスプリングが折れてどうのこうのと、クラッチが切れない理由としては意味がよく分からない説明をしたあげくに、クラッチプレートが摩滅しているので交換する必要があるということです。 さすがに腹が立ったので、あなたのところで3ヶ月ほど前にクラッチディスクを交換したばかりではないか、その時に何か作業ミスがあったのではないか? もっときちんと説明してほしいと問いつめると整備責任者に相談しに行きました。 その結果は、ただ「無償修理致します。」との答えがあっただけでした。 今でもクラッチディスク交換後の組み立て時に何か作業ミスが有ったのだろうと思っています。

経験その3。 これも同じ車で、車齢が10年を超えてからのことですが、エンジンを止めてしばらく置くと再始動できなくなるトラブルに見舞われました。 もちろんこれから外出しようと言う最初の始動もなかなかできません。 路上で動けなくなり、JAFにサービスを頼んで見てもらうと「分解してみないとよく分からないがキャブレターに問題があるようだ。」とのこと。 始動前にエアフィルターを外して、キャブレター内にライターオイル(ジッポの!)を注入してから始動するとエンジンが掛かるし一度掛かると順調に回るので、エンジンを止めて置く間にフロートチャンバー内のガソリンが無くなってしまうものと思われました。 というわけでサービス工場に行ってキャブレターの点検と修理を依頼すると、なんとキャブレターのことが分かる整備工がいないので修理できないと断られました。 私としてはあいた口がふさがらない思いでした。 その工場は兵庫三菱自動車販売の本社整備工場にもかかわらずです。 私としては、この会社は古い車の整備は断り、新車に買い替えさせる方針なのであろうと考えざるを得ませんでした。 当然、ここからは買わないぞとも決めました。

経験その4. というわけで次の車の物色を始め、当時福井と行ったり来たりしていたので荷物の運搬もある程度でき高速道路の走行も楽な車という条件に合う車を探し始めました。 トヨタ、日産、ホンダの2~2.5Lクラスのステーションワゴンタイプの車を試乗して比べてみました。 スバルは外しましたが、これは当時レガシイがあまりにも流行っていたためで、別に嫌ったわけではありません。 最後にはトヨタのクオリスに決めましたが、これは助手席オーナーの意向を無視できなかった為です。 この間、見にも行かないのは義理が悪かろうと一度だけ三菱ものぞきに行きましたが、入っていっても名札をつけた社員同士で立ち話をしているだけで「いらっしゃいませ」の挨拶もありませんでした。 つきまとわれるのも迷惑な場合もありますが、挨拶の1つもないのにはあきれかえってすぐ帰ってきました。

というわけで、私が三菱自動車に対して持っている印象は良くないのです。

2004/06/19 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 17, 2004

「ACアダプター」が多すぎる!

最近うんざりしているのは「ACアダプター」の多さです。 デスクの上やコンセント周りが「ACアダプター」だらけでゴチャゴチャして困ります。 携帯電話,ADSLのアダプター,携帯用CDプレーヤー,PC用スピーカー,LAN用のハブ,無線LANのターミナル,エトセトラ、エトセラ。 使わない時には取り外してしまい込めばいいのでしょうが、その都度デスクの下に潜り込んでコンセントから抜くのはたまらないし、おいそれと電源を切れないものもいくつかあります。 電源を内蔵するより、「ACアダプター」の専門メーカーから買う方がコストが安いのは分かるけれど、出力電圧や最大電流がまちまちでやたらに兼用もできないし・・・。
「ACアダプター」の専門メーカーで一台で複数回線の出力が出せる「ACアダプター」を出している所はないものでしょうか? インターネットで調べたところでは、出力電圧が変えられるというものはありましたが、複数の電圧の異なる出力を同時に出せるものは見つかりませんでした。 この様な「ACアダプター」の仕様についてはいくつかアイディアがあるので、メーカーの方で興味を持たれた方がおられましたら、コメントでご連絡ください。

2004/06/17 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 14, 2004

亀と鴨の話

1.亀の話
今朝の出勤途中、十三から淀川の鉄橋にさしかかると、鉄橋の下で釣りをしている人がいました。 なんでわざわざこんなうるさい場所で釣りをするのかと思いながら水面を眺めていると、京都線の鉄橋の下を甲羅の長さが20cmぐらいの亀が泳いでいました。 河口に近いこのあたりで亀を見るのは初めてで少し驚きました。 やや上げ潮の頃合いだったようで、亀は上流に向かって泳いでいました。

2.鴨の話
しばらく前に今の時期には珍しい鴨のことを書きましたが、今日も帰りの阪急電車の中から藻川の全く同じ場所で見かけました。 といっても今日は3羽で、2羽が全身黒で両脇だけが白で、もう一羽は電車の中からの夕暮れ時の遠目ではカルガモに似た羽色に見えました。 どうやら定住している様子です。

2004/06/14 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

ふたつの「モン・サン・ミシェル」

しばらく前のことになりますが、世界遺産を紹介するテレビ番組で「モン・サン・ミシェル(聖ミカエルの山)修道院」を取り上げていました。 それをみて英国のどこかにも「聖ミカエルの山」があることを思い出し、少し時間があったのでインターネットで調べてみました。

英国の「聖ミカエルの山」も有名な観光地だそうで、日本人の観光客によるレポートもいくつか見つかりました。 こちらも海岸から少し離れた所にあるよく似た地形の岩山の島で、干潮時には土手道を通って歩いて行ける事もフランスの「モン・サン・ミシェル修道院」と同じです。 所在はコーンウォール半島の先端近く(ペンザンス市の少し東)で、ノルマンディー半島の付け根にあるフランスの「聖ミカエルの山」とは、イギリス海峡をはさんでちょうど対角線のような位置関係になります。 どちらもカトリックのベネディクト会が建てた修道院が始まりで、イギリスの方が後からフランスのものの姉妹修道院として建てられたそうです。

どちらも修道院として建てられた後、要塞として使われたり貴族の城となったりした様ですが、今はフランスの方は修道院に戻り、イギリスの方はナショナルトラストの所有になっているそうです。

船で二つの「聖ミカエルの山」を訪ねるなどという優雅な旅はいかがですか? ボルドーあたりから始めて(もちろんワインをたっぷり積み込んで)フランス海岸を北上した後、イギリス海峡を渡って「セント・マイケルの山」から今度はイギリス南岸を東に進み、ドーバー海峡から再びフランス海岸を南下し「モン・サン・ミシェル」を尋ね、ノルマンディー半島のどこか交通の便がよいところで航海を終わるなんていいなあ。 途中には海洋小説ファンなら訪ねてみたい場所がたくさんあります。 シェルブール、ウェサン島、ランズエンド岬、ファルマス(ペンデニス城!)、ワイト島、ポーツマス、スピットヘッド、チャンネル諸島、等々・・・。 もしもどこかの旅行社の人がこれを読んで、そんなツアーを企画したら連絡を下さい。 アイディア料をもらってそれでそのツアーに参加したいと思います。

関連サイト;
http://www.stmichaelsmount.co.uk/
http://www.cornishlight.freeserve.co.uk/stmichael.htm
http://www.chycor.co.uk/travel-tips/penzance/mount.htm

2004/06/14 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 13, 2004

閑話休題

雨かと思えば次の日は上天気。 今日はこんなに良い天気になるとは思っていませんでした。 梅雨入りしても真夏のような空の日が多いような気がします。 裏の山では時々ホトトギスが鳴いています。

外出はしなかったので、一日オンラインゲームで遊んだり「ACCESS」のデータ入力画面の作り方の研究をしたりして過ごしていました。 それにしても、「ACCESS」ではデータファイルを正規化しすぎると「フォームウィザード」では手に負えなくなって困ります。 データを抽出するだけの画面なら簡単ですが、複数のマスタ表を参照しながらデータを入力できるようにするのはなかなか面倒です。 「サブフォーム」の中に「サブフォーム」を階層化して作ればある程度のことはできますが。 ある意味で、「アプローチ」の方がウィザードがよけいなことをしない分だけやりやすい面もあるように思います。

それにしても「ACCESS」は値段が高すぎます。 「ACCESS」1本を買う金額で「ロータススーパーオフィス」が6本買えるんですから。 「ワードプロ」は使い勝手が悪いので代わりに「一太郎」をセットで買うとしても4セット買えます。

ちなみに、私はバージョン3の時代からの「一太郎」党です。 企業では「ワード」を使っている所が多いので「ワード」も使いますが、「MS-IME」のぼけた変換と「ワード」のお節介(よけいな事を始終してくれる)にはいつもいらいらさせられます。 知人にはこっそりと「ATOK」を入れて使っている人もいます。 マイクロソフトも「MS-IME」などやめてしまって、始めから「ATOK」を乗せてくれればこっそりとなどと面倒なことをしなくても済むんですが・・・。

2004.06.13 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

戦士と兵士

数日前の朝のことだが、例によって港を見下ろす坂道を下りながら考えた。

「今の米軍には兵士しかいない」と。

私は「戦士(Warrier)」と「兵士(Soldier)」とは全く異る存在だと思う。

「戦士」は誇りを抱いて戦う人たちであり、「兵士」は恐怖を抱いて戦う人たちである。 「戦士」には文化の違いによって多少の違いがあるだろうが、誇りを持って守るべき戦いのルールがあり、これには「名誉ある勝利」、「不名誉な勝利」、「名誉ある敗北」、「不名誉な敗北」、そして「死が避けられないときにはいかに死ぬべきか」などが含まれている。 さらに戦いのルールに反する命令を拒絶することは名誉ある行為であり、不名誉はルールに反する命令を下した上官の側にある。

これに対して、「兵士」は上官の命令が全てであり、たとえ非人道的な行為であっても上官の命令であればそれに従わねばならない。 また、「生き残って勝つこと」が戦いの目的であり、戦いの中では「人道」など存在しない。 米軍自体がこの方針に沿って構成されており、「敵対勢力」に属するものであれば、「戦闘員」であろうと「非戦闘員」であろうと区別無く攻撃の対象としている。 米国の主張によれば、イラクでもアフガニスタンでも、米軍の「兵士」たちは上官の命令に従って非人道的行為を行っただけで罪は軽いとしているようだ。 しかし、第2次世界大戦では上官の命令で同じような行為を行って重罪とされたドイツや日本の兵士たちが多数いた。

正邪の基準が、自国の行為に対するものと他国に対するものでは異なっているのは米国の常であり、今回も見苦しい言い訳を並べ立てている。 米国には「信仰(Constancy)」はあるが、「揺るぎない信念(Constant belief)」は無いようだ。

ひるがえって見れば、日本には「政治(Politics)」はあるが「政策(Polisy)」がない。 それは、米国も同様ではあるが。 長くなるのでこの話はまた別稿にしよう。

2004.06.13 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 10, 2004

変わった鴨がいました

「トンデモ科学」は閑話休題。 でも最近「トンデモ科学」を槍玉に挙げた本が話題になっていたようですね。 私にとっては、「トンデモ科学」は必ずしも非難されるべきものではなく、人間の想像力(創造力の源泉)であり人類の可能性を示す例の一つだと考えているのですが。 といっても私もいつも「トンデモ科学者」でいるわけではなく、本業は先端技術開発にも携わったこともある総合化学会社のリサーチエンジニアでした。 現在は社内失業者といったところですが・・・。

ところで今日会社帰りの阪急神戸線の中から今の季節にしては珍しい鴨を見ました。 藻川の鉄橋のすぐ北側に下水処理場があるのですが、その放流口の近くに2羽の全身がほぼ黒で胴の両脇に当たる部分だけが白い鴨が泳いでいました。 周囲にいくつか小さな物体が浮かんでいたので、もしかしたら雛も一緒だったのかもしれません。

このあたりは冬には多数の鴨類がいて、キンクロハジロもよく混じっていますので冬であればキンクロハジロだと思うところですが、この鳥は春には北に渡っていってしまうはずなので今頃見かけることはないと考えるのですが。

どなたかキンクロハジロによく似て日本で繁殖する鴨をご存じでしたらお教えください。

それにしても大阪は毎日暑いです。 近年は梅雨入りすると10日間ほどは好天が多いような気がします。 もっともこの週末は台風が来そうですが・・・。

2004/06/10 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

June 06, 2004

盲人に超音速ジェット機はどう見えるか?(またはトンデモ科学その2)

仮に音しか関知できない盲人がいるとしよう。 盲人にたいして失礼ならば目隠しされたコウモリでもいい。 彼にとって世界を観測する最大速度が音速であり、それより速いものはない事が理論的真実であるとする。

もし、彼のかたわらを超音速ジェット機が通り過ぎたら、彼にはどう感じられるのだろうか。

恐らく、何もない空中に一対のジェット機が出現して互いに逆方向に飛び去って行くように感じられるだろう。 そして一方は工場で解体されて消滅し、もう一方は同様に工場で解体されて消滅するか何か(別の飛行機でもミサイルでも地面でもいい)に衝突して消滅する。

トンデモ科学者の一人である私にとって、これは現在の理論物理学における粒子と反粒子の対生成と消滅理論のアナロジーのように思える。 工場での解体は粒子の自然消滅(もちろん構成要素は部品として回収される)に相当し、衝突は衝突による粒子の消滅(エネルーギー=部品がまき散らされる)に相当する。 もちろん光速で観測できる者にとっては工場で製造された飛行機が役割を追えて解体されたり墜落したりしているだけなのだが。

トンデモ科学その1で紹介した「科学者はマルがお好き」中では、一見超光速移動に見える現象はその途中で同じ粒子とその反粒子が対生成し、最初の粒子は生成した反粒子と衝突して消滅し、残った粒子が観測されるからだと説明する理論があることを紹介している。

トンデモ科学者としてはこれは納得しにくい。 なぜならばこれは「エネルギー保存則」を否定しているように見えるからだ。 一方の粒子のエネルギーが(質量といっても良いが)負(-)であるならばエネルギーの総量は保存されるのだが、超高エネルギーの世界では「エネルギー保存則」は成立しないのだろうか? それとも観測は出来ないが存在するという「ダークエネルギー」から供給されるのだろうか? むしろ、超光速の物体移動はあり得るのだが、我々の観測手段が「光速」に制約されているために光を超える速度で移動する現象が観測できないと考える方が理解しやすいのだが・・・。

であるとすれば、1×10^32m/秒の観測手段を持つインドラ神(前稿、トンデモ科学その1 参照)にとって粒子と反粒子の対生成はどのように見えるのだろうか?

2004/06/06 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)


 

June 05, 2004

変なアイディア(またはトンデモ科学その1)

最近出版された、ハヤカワ文庫NF[NF291] <数理を楽しむ>シリーズ 「物理学者はマルがお好き」 牛を球とみなして始める、物理学的発想法 ローレンス・M・クラウス著 青木薫訳(早川書房刊)を読んでいて変なアイディアに取り憑かれてしまった。

1.音だけを感じる人(コウモリでもいい)は3×10^2(これは3掛ける10の2乗と読んでください)m/秒の速度(これは空気中を伝わる音の速度)で世界を観測できる。
2.潜水艦長やイルカはもう少し速い1×10^3m/秒の速度(これは水中を伝わる音の速度)で世界を観測できる。

ここまでは、事実ですがここから先は上記の書物の著者が言うところの「トンデモ科学」になりますので、冗談半分に読んでください。

3.エホバの神(あるいはアラーの神でもよい)とその信者は3×10^8m/秒の速度(これは光の速度)で世界を観測できる。
4.インドラ神(弥勒菩薩でもかまいはしないが)とその信者たちは1×10^32m/秒(古代のインド人が考えた世界はこれでも納まりりきらないぐらい大きい)の速度で世界を観測できる。

とすると、それぞれにとって世界はどのように見えるのだろうか? 例えば頭上を超音速ジェット機が通り過ぎたらどの様に観測され(見え)るのだろうか?

こんなことを思いついたのは、「一般相対性理論」が扱っている世界はあくまで人類が直接に観測できる「力(相互作用)」が「電磁気力」しかない事に基づいているのではないかと考えたためだ。 物理学の実験で起こるいろいろな現象は電磁気力でしか観測できないのだから(どんなセンサーも電磁気で動く! 人間の目ですらも)。

上記の書物で「トンデモ科学者」と呼ばれている人種の一人であると自認している私にとっては、こんな事を考えるのは大好きな暇つぶしなのです。

2004/06/05 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

始めに

坂道を下りながら考えた。 「小人閑居して悪事をなすという。 されば閑居小人たるもの悪事をなさぬ為、何かをせねばならぬ。」と。 しからば近頃都で流行るもの、人もすなるブログをしてみん。

というわけで、思いつくままを書き連ねるページを始めることにしました。

誰か特定の個人を非難したり攻撃したりすることにならないよう最大限の注意はいたしますが、たまたま便宜的に用いた人名と同姓同名の方がおられて、不快に感じられることがあったらお詫び致します。

また、文章を引用した場合は引用元を表示致しますが、たまたま忘れてしまった場合や、その場で書いた文章がどなたかの文章とたまたま一致してしまった場合などは、ご指摘いただければ訂正あるいは偶然の一致である旨の説明などをさせて頂きます。

但し、冒頭の文章のように誰もがご存じの文章のもじりや、そのままの引用の場合は引用元の表示を省略させて頂く場合がございます。

それでは今後よろしくお願い致します。

2004/06/05 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

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